パン屋のギモン

店頭に立ってパンを販売していて気づいたことひとつあります。
それはお客さまのことではなくて、自分自身のことなんですが。。

それが何かと申しますと、買っていただくパンを袋に入れている時に、
このパンはお客様にどうやって食べてもらっているんだろう？？？っと頭がよぎることなんです。

「今晩の食卓に並ぶんだろうか？」それとも「明日の朝食になるのかしら・・」

一度や二度ではないんです。当たり前のことなんですが、パン屋（毎日パンのことばかり考えている人）
としては気になるところなんです。

考えてみればパン屋はレストランやカフェとは違って自分の作ったものを実際に食べてもらっているところを
直接見ることができる機会はあまりありません。

中には手渡したパンをそのまま私の目の前でむしゃむしゃ食べだすお客さまもいらっしゃいますが（笑）、
実はこれ、店主としてはとっても嬉しい光景だったりします。（これからもドンドンお願いします）

何度かご来店いただけるお客さまにはどうやって食べているのか思いきって伺ったりするのですが、
好奇心旺盛な店主でもさすがに全てのお客様に聞けるほど、ざっくばらんな性格でもありません。。

そこで今回、

＊お話といっても別に難しい話ではなく、いつも食べている日常の風景などで構わないのです。
　みなさんにとって何も目新しい食べ方ではないような風景でも、案外他の人にとっては目からウロコだったりすることって結構あるものです。

　実際店頭でお話していてもお客様の食べ方やパンの保存方法などで新しい発見がたくさんあります。
　そんなお話があれば今後は是非みなさんにもお知らせして、パンのある食卓をよりいっそう楽しいものにできたらいいなぁ。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、今はそんなことを考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００４年９月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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